【最終回】上手に『怒り』を伝える方法
連日×2(しつこいくらい)お送りしてきました、このシリーズも今日で最終回です!
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①「怒る」ときに私たちの心で何が起こっているか? - 修羅の国のミニマリスト
③怒らないための方法 ①スーパー謙虚モード - 修羅の国のミニマリスト
怒らないための方法②一時停止ボタン&実況中継 - 修羅の国のミニマリスト
④上手に『怒り』を伝える方法←いよいよココ!
じゃあ、最終回いってみましょう♡
④上手に『怒り』を伝える方法
前回、前々回と「怒らないって快適だよー」「イライラ怒りにくくなるためにこうやってるよー」と紹介してきました。んで、最後は『怒り』の伝え方。
怒んなきゃいけないときはどうすんのさ?不当な扱いにもニコニコしてろっていうの?
前回最後に出てきた疑問ですが、声を大にして言いましょう。そんなことないです!むしろ不快な感情を感じたときは、なるはやで伝えるべきだと思います。不快な感情をそのままにしておくと、どんどん大きくなる事が多いし、もやもやを溜めてぐったりなる前に伝えましょう。でも、イラッとした感情そのままをぶつけるのはおすすめしません。自戒を込めて言いますが、なぜなら感情は生の素材だからです。相手に食べさせたい食材があるときどうします?なるべく美味しく料理しますよね?泥付きのままの大根そのまま出しませんよね?それと一緒。「わたしのありのままを受け入れてー!」って無理です。横暴です。
怒りの上手な伝え方
てことで、かおる先生の思う伝え方。これのまんま伝える必要はないけど、よくよく自分の感じた不快な気持ちを腑分けしてから伝えた方が、相手にも分かりやすいです。
①「私」を主語にする。
大事なのはあくまで「怒り」を「伝える」ことです。怒りを伝えることと相手を怒ることは全然違います。分かりやすいように、自分が感じた不快な感情を伝えましょう。 「そんなこと言うなんて最低o(`ω´ )o⁉︎」ではなくて、「私はそんな風に言われると嫌な気持ちになる」みたいな。
②相手がその事実、怒っている理由に気付いているのか訊ねる。
確認できる場合は確認しましょう。決して責めるのではなく、あくまで確認です。注意!こちら側が反応してることにナチュラルに気づいてないこと、結構あります。想像&妄想は加速度つけて膨らむけど、訊ねてみたら意外にあっさり解決することも(経験談)はやとちり厳禁
③理由を伝える。
相手が気付いていない場合は説明します。〜〜〜な理由で〜〜〜と感じた。説明できない怒りの場合は、「自分でも説明できないけど」悲しくなった。怒ってしまった。イライラした、と伝えます。
④今後、こういう事が繰り返されると「私」はどう思うか、自分たちの関係性はどうなるか伝える。
決して脅すのではなく、「私」はどう思うか伝えます。「続くと、その度に嫌な気持ちになる」「ケンカばっかりになってしまう」
⑤相手に対して今後求めることを具体的にお願いする。
「私」はこうして欲しいと思う、と伝えましょう。なるべく具体的に。相手がそれを受け入れるかどうかはまた別問題です。相手には相手の事情があるし、変える気がない相手を変えようなんて徒労でしかないです。相手の反応を見て、あきらめるなり、再度違った方法でアプローチを取るなり、逃げるなりしましょう。
怒るときほど上品に
最後に。よくよく考えてみると、かおる先生が怒るときは、こういう↓メカニズムが働いている気がします。
何あれ!なんかイライラする!ムカムカする!これって絶対おかしいよね⁉︎
↓
自分の不快な感情の原因となっている対象(自分だったり、他人だったり、社会現象だったり)を攻撃することでスッキリしたい
↓
その対象を攻撃することで、相手が何らかの反応(=反省する、シュンとする、謝る、傷つく、ひどい目に遭う)を示して欲しい
↓
その結果として自分の不快な気持ちがなくなり、あわよくばよい気持ちになりたい。
↓
o(`ω´ )oo(`ω´ )oo(`ω´ )o‼︎‼︎
うわー……書いててなんだか自己嫌悪です(笑)なるべく怒りたくない。こういう感情に翻弄されて気分悪くなりたくない。心底そう思います。だけどそうも言ってられないとき、うまく伝えようとも思えずに豪速球でぶちのめしたくなるとき、自分を見失いそうになるときは、最近はおまじないのように『怒るときほど上品に』と唱えます。
はせ おやさい (id:hase0831)さんの、この記事を読んでから覚えた呪文ですが、存外効果あります。記事も本当に噛みしめるように読みました。
さあ、毎日飽きもせず続いた「怒り」シリーズも今日で終わりです。少しでも参考になればとても嬉しいです。間違ってること、つじつまのあわないこと、あまったれてること等々あるかと思いますが、ここまでお読みいただきありがとうございましたー!!
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