修羅の国のミニマリスト

かおる先生のゆるふわ診察室

「怒る」ときに私たちの心で何が起こっているか?

昨日に引き続き「怒り」について考えていきまーす。これだけ暑いと、それだけで消耗しちゃいますから、かき氷でも片手にどうぞお読み下さいませ。

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①怒るときに私たちの心で何が起こっているか(←今日のお題)

②怒ることのデメリット

③怒らないための方法

④上手に『怒り』を伝える方法

まず①から始めます。

①怒るときに私たちの心で何が起こっているか


Holly at Christmas (a bit angry for some reason!) / eVo photo

私たちが「怒り」を感じるのは「危険にさらされている」と脳が認識したときです。たとえば敵に襲われようとしているときに、瞬時に対応するために私たちは「怒り」を感じるようにできてます。

例)襲われる!?→やばい!!→逃げる!!
              →戦う!!

どちらを選ぶにせよ、瞬間的に反応しなきゃ死んじゃいます。んで、戦うにせよ逃げるにせよ、たくさんのエネルギーが必要になります。そのエネルギーを調達してするのにアドレナリンなんかが分泌されて、結果として心拍数・呼吸数・筋肉への血流増加・発汗なんかが促進されるんですね。これが俗にいう「怒ってる」ときの体の状態です。

それでもって、こういう「怒っている」状態が続くと、体にとってはこれは完全に異常事態なのでさらにアドレナリン分泌アーップと悪循環。緊張状態が続いちゃうんですね。

自分が正しいと思っている

「危険にさらされる」→ホルモンが分泌される→交感神経が活発になる→臨戦態勢になります。生存のために「怒り」は大事な武器だったわけです。ただ、幸いにしてか不幸にしてか、現代ではリアルに敵に食べられそうになることってあんまりないです。なので「危険にさらされたとき」というのが、もっと広い意味を持つことになります。

私たちが「怒り」を感じるのって、「不当な扱い・無礼な扱いを受けた」「侮辱・悪口を言われた」「目標達成の邪魔をされた」ときじゃないでしょうか?いわゆるプライドが傷つけられたとき、自分の名誉や自尊心が危険にさらされたと感じたときにも最高にイライラして怒りを感じるようになっちゃってるわけです。

「自分が正しい」のに「こんなヒドイ扱いをされた」のは「相手が悪い」と考えちゃうんですね。んで、その相手に対して「怒り」を感じる、と。(うう…書いてて胸がチクチクします)

いやいや、相手のことを考えて怒ってるんだよ??

子供や部下が間違ったことをしたときに怒るのは、相手のことを考えてのことだし!必要なことじゃん!?て思うかもしれません。うん。そうかも。でも、間違えたんだったらそのことを「指摘」すればいいだけじゃない?わざわざ怒る必要ってなくない?ってことなんです。そこで怒るのは「自分が正しい」のにこんなことして!!てプライドを傷つけられた自分が怒りたくて怒ってるだけ、なのかもです。実際怒った方が、失敗率が有意に下がるってデータはないし(実際そんなデータがあったら地獄ですが)、、、”本当に”相手のことを考えていたら、相手が再びそのような状況(危険な行動、誤った行動による失敗)に陥らないように努めなければならないはずです。原因を考え、相手の特性を考え、可能な方法を打ち出し…………めんどい!!

そんな面倒なことするよりも、傷つけられた自分のプライドを回復させること、ウップンを晴らすことの方が大事です。そして(かおる先生自身の実感として語るなら)怒るのはそのために一番簡単かつ効果的な方法です。しかも、「怒る」のはその人のことを考えてるからだ!って免罪符もついてくるし。でも結局は怒りたいから怒ってるんですよねー。あちゃー.........

よし、次回はそんな「怒り」のデメリットと怒らないための方法について書きたいと思います!

 

今日も長々とお付き合いいただきありがとうございます!

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