違和感こそメモする
Memo Books / The Marmot
メモを取る目的って大きく分けると2つある気がします
- 忘れないため
- 考えを整理・発展させるため
1は分かりやすいです。備忘録としてのメモのことですね。私たちの頭が短期記憶を保持するには限界があるので、それを助けるためにメモを取ります。2はその発展形。そのときに浮かんだ考えを忘れないため→さらにそこから整理したり発展させたりするために取るメモです。どっちも大事!
忘れるためにメモをする
かおる先生は割とよくメモを取るほうなのですが、それは間違いなく「安心して忘れる」ためです。自分のうっかり具合には自信があるので、「しまったあああああ!」という最悪の事態を回避するためにメモは欠かせません。メモに書く→見直す癖さえあれば多少の遅れは発生したとしても、「まるっと忘れる」という非常事態だけは避けられる気がします。紙にメモする→手帳に転記→iphoneにアラームの3段階を踏めば、確実性は更に上がります。いちいち覚えているエネルギー、「なにかあったはずなんだよな~~」とモヤモヤに翻弄されるエネルギー、思い出そうとするけれど思い出せずに気持ち悪い思いをするエネルギーと各種心労の軽減にもなります。
デジタルかアナログか
これもケースバイケースかと。iphoneにメモするほうが早いときであっても、TPOによっては紙にメモをせざるを得ない場合もあります。まだまだスマホを触っているのをあまり良い目で見てくれない場合も多いです。(特に目上の人や患者さんの前では絶対にしないようにしています。)そんなときは紙にメモ→転記です。ちょっと面倒だけれど、書き写す過程でちゃんと覚えることができるので、まあ良いかと思ってます。自分一人しかいないときだったり、移動中なんかはそのままiphoneにメモしちゃうことが多いです。
違和感ほどメモをしておくべき
Research before producing a video / fotografeleen
何となく縁起が悪い気がして、これまで日記や手帳にネガティブなことは極力書かないようにしてきました。が、最近になって少しばかり方針を変えたら思いのほか参考になったのでご提案しちゃいます。ここでいう「違和感」というのは例えばこんなことです。
- これってなんか変じゃないか?
- ~~されて嫌な気持ちになった
- ~~と言われてモヤモヤした
- これってどういうことだろう?
- このやり方で本当にいいのかな?
- ~~してるけどダメな気がする。
はい。どれもめっちゃ些細なことです。こう、魚の小骨が刺さった!とか小指の逆剥けが痛いなーくらいの微妙に不快な違和感です。5分もすれば忘れてしまうくらいの小さな不快感を記録しておくと、あとで振り返ったときの参考になり具合が半端ありません。「あー!このとき既に気づいてるじゃん!」とか「わかってたのに放置してたーー」とか。微妙かつ小さな違和感こそ、それに気づいて記録できていると大きな改善の一歩になります。小さな良かったことメモも大事ですが、同じくらい小さなクレームを記録しておくのは役立ちます。以前にUNIQLOが有用なクレームに賞金を出してたことありましたよね?あれと同じです。なんとなくネガティブなことを書くのに躊躇してましたが、意外や意外。きちんと見直して対処できればむしろ「見なかったことにする」より健全ですっきりします。発見発見。
▼こちらのアプリを使ってます。文字通り瞬間的に記録できます
今日もここまで読んでいただきありがとうございました!