修羅の国のミニマリスト

かおる先生のゆるふわ診察室

自信がない顔して仕事はするな

 

consumer confidence! / Frederick Homes for Sale

久しぶりにやった手技がピタッと決まって、ホッとするやら嬉しいやらのかおる先生です。特別難しいことではないのですが、久しぶりだったので手に汗握りました。終わった後ガッツポーズしたのは秘密です。

自信がない顔して仕事はするな

研修医だった頃にオーベン(指導医)に言われた言葉です。卒業して国家試験に合格したといっても、それは知識だけの話。実際の臨床で必要な技術なんて、まったく身についていないわけです(そもそも合格してからでないと練習することもできません)採血するだけでも手はgkbrです。当然自信なんか欠片もありません。でも、やらなくちゃいけない。胃に穴が空きそうな顔をしていたと思います。そんなときに言われたのがこんな言葉たち(意訳)

  • やったことがないんだから自信がなくて当然
  • 根拠のない自信くらい恐ろしいものはないから、死ぬほど勉強と練習して自信つけろ
  • でも、仕事してるときは自信満々な顔をしてろ
  • 「やったことありません」「自信ないです」なんて患者さんには全く関係ない話
  • プロになりたいなら、謙遜を言い訳にするな
  • 申し訳なさそうな顔しても成功率は上がらない。

自信がないからできません、は最強にして最悪

なぜなら、どれほど勉強しても、どんなに練習しても、どれだけ実績があっても、「自信がないから」には勝てないからです。これを言ってしまえば、そこで試合終了です。根拠のない自信のつけ方は分かりませんが、自信が生まれるのは行動からです。どんな小さなことでも、実際に行動しなければ自信を持つことはできません。行動に対するご褒美として「自信」というのが生まれるものだとしたら、「自信があればやります」というのは「働かないけどボーナスください」と言っているようなものなんですね。それ無理ゲー。

 

自戒を込めて言います。やったことがないことは怖いし、苦手なことは失敗する確率高いのでやりたくありません。でもやらないと上手になれないというパラドクス。

自信(とかやる気)を行動する理由にしてはダメなんですね。やる必要があることは、やる。どれだけやりたくなくても、自信がなくてもやる。自分に言い訳しない。そうすることが「あたり前」な環境に身を置くのも手だし、自分で一定期間を決めて「やる」ようにしてもいいと思います。向いていないこと、好きでないことを無理してやり続けることにメリットはありませんが、「自信がないから」を理由に行動しないことだけは心がけようと思っています。そうでもないとヘタレな自分は遠慮という名の怠惰を理由にガンガン堕落してしまいそうだからね!!

ぐだぐだと理屈をこねず、さらっと実行して。もちろん事前準備はできる限りするけど、失敗しても凹まず再チャレンジできるようでありたいな、と思います。

ではでは╭( ・ㅂ・)و ̑̑