修羅の国のミニマリスト

かおる先生のゆるふわ診察室

休むこと

休むことはどこか罪悪感が伴うものでした 。

I am on holiday. / Jessica Bee

幸いにして健康にも恵まれていたので、小中高とほぼ無欠席。大学の授業や実習も、毎回出席が取られるし、ひとつでも単位を落としたら進級できないのでよほどのことがない限り出席してました。欠席した分を追いつく自信もなかったし。そして仕事もその延長線。かおる先生なんか、ちゃんちゃらおかしくなるくらい皆働いていて、休みの日だって一度は病院に顔を出すのが当たり前、て感じでした。

休むところまでがワンセット

患者さんには「しっかり休んで下さいね」「ゆっくり養生して下さいね」と口癖みたいに言っていたけど、完全に紺屋の白袴。自分自身の能力不足と習慣によるものでした。自分の周囲の、自分よりずっと優秀な人たちが当たり前のように休まず働いているのです。当然自分もそういう風に働くのが当たり前、と思うようになってました。忙しい自慢をすることで安心してたのかもしれません。なので、長期間のお休みを貰うのって新婚旅行に次いで2回目です。新婚旅行のときは全く落ち着かずに、旅を楽しみながらもどこかそわそわしてました(夫もそんな感じでした。)、今回のシルバーウィークと、その後の土日はそのときに比べたら、しっかり旅行を楽しめた気がします。仕事をする、生活をする、余暇を楽しむ。この3つのサイクルをきちんと回していかないとどこかで破綻しちゃうよ、と上司が言っていたのを思い出します。今回のお休みも上司の計らいで当直免除にしてもらえました。本当にありがたいことです。働くことはもちろん大事、生活することももちろん大事、余暇にすること、仕事以外の世界を持つことで人生の質は上がるし、それはきっと仕事の質へも繋がって来るんじゃないかな、と考えました。働きだして数年、まだまだ若輩ですが、いわゆる「新人さん」ではなく「中堅」にさしかかってきた頃に気付けてよかったなと思います。

ものを減らすこと、こうやってブログを書くことで考えを整理することで少しずつ、「自分がやらなきゃ」という枷を外せた気がします。手抜きをするのではなくて、ほんの少し息を抜く。そんなこと言って、また忙しくなってきいいぃっとなっても「ほうっ」とした時間を設けて、またいつもの日常を精一杯生きたいなと思った休日でした。

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