修羅の国のミニマリスト

かおる先生のゆるふわ診察室

机の上の小さな時計

 職場の机の上には、パソコンとPHSの充電器と、ちいさな置き時計が置いてあります。

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 最近はセキュリティの問題もあって、私物のパソコンを持ち込めない病院も増えてきました。なので職場が変わる毎に支給されるパソコンを使う事になります。(そうは言っても使い勝手の良いmyパソコンを研究用に持ち込んでる先生も多いのですが)そんな中、いつも見慣れた時計があるのは何だかホッとします。

 本当を言うと要らないもの。

時間はいつも胸ポケットに入ってるPHSの画面を見れば分かるし、病院にはあちこちに壁時計がかかってます。机に座っているときだって、PCの画面を見れば時間は分かるし、医局にも時計はかかってます。なので、厳密に言えばこの置き時計はいらないのかもしれません。

 BRAUNの白い置き時計

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でも職場が変わるたびに、この小さな時計と一緒に引っ越しをしています。

研修医として働いていたときの先輩の結婚式の引き出物のカタログから選んだものでした。そのときは特に考えずにシンプルな見かけに惹かれただけだったのですが、年々しっくりと机の上にとけ込むようになってきた気がします。

なんでかなー?と思って、はたと気付いたのですが、机の上の荷物が減るにつれて、残ったものは自然と場に映えるようになっていているみたいです。書類の山だったり、本の山脈だったり、その他諸々に占拠されていたときはその魅力に気付けませんでした。 

ノイズが減ることで本質が浮き立つ

少しずつものが減り、書類は整理され、本は大事なところを抜き書きして電子化し、まだまだ不十分だけど段々コントロールが出来る見込みは付いてきたと思います。そうしてやっと、目の前に残ったものの美しさをしみじみと感じる事が出来るようになりました。余分なことを削ぎ落とすことでみえてくる景色を、もっともっと見つけたいな、と思います。 

 

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