2015年7月読書まとめ
6月に引き続き、読んだ本のまとめです。
さくさく行ってみましょう♡
7月読んだ本は13冊
マンガや仕事用の本は含まずです。暑かったせいで図書館まで歩くのが億劫、てか死亡フラグ→読書量も減ってしまいました。何か対策考えねば……各ジャンルごとのおすすめを紹介します。
小説
コバルト文庫時代から大好きな須賀しのぶさん。ベルリンの壁崩壊直前の東ドイツに留学した若いピアニスト眞山が主人公。各国からの留学生、音楽と才能と恋愛と策謀と、甘ったるい恋愛、青春の話ではなくて紛れもない「革命前夜」の話。歴史の流れにあまりに無力だけども、彼らの情熱は変わらない。とにかくラストに進むにつれて胸が熱くなる……のだめカンタービレのたった20年前の音大生達の姿とは思えない。
- 作者: ポールオースター,Paul Auster,柴田元幸
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/05
- メディア: ハードカバー
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オースター!癌を宣告され、死を覚悟した初老の男ネイサンが故郷ブルックリンに戻ってくるところから話は始まる。人と出会い、再開し、愛おしく思い、喧嘩し。これまでの人生が再び本当の意味で自分の手に帰ってくる。みっともなくても良い。明るくてほがらかでキラキラした生活が、最後の数行で空気が変わる。それでも彼らは彼らとして生きていくんだと信じたい。
小説以外
図らずも、村上さん祭り(笑)
期間限定サイト「村上さんのところ」に寄せられ、回答した3716問!その中から473回答をセレクトし書籍化したもの。やっぱり良いなあ~~本の紹介の『人生の常備菜』というのがピッタリくる。本の隅々、回答の端々に満ち満ちている村上さんの感性や思考を日光浴のように浴びるだけでも満たされたような気持ちになります。村上主義者にぜひ。
こちらはKindle版。コンプリート版の名に恥じず、全回答を収録。おそろしいボリューム間違いなし。うーん、こっちも購入してしまいそう……
お次は龍さんのほう
基本的に憂鬱&陰鬱テイストだけど、ついつい読んでいまう「消耗品」シリーズエッセイ。なんでだろう……?加齢に伴ってますます若者のことなんか興味ないし、今後の世界を生き延びていくのは大変だろうし、格差は若者の間でもどんどん付いてるし、って夢も希望もない。でも「わからない」てここまではっきり言える大人は珍しいと思う。
マンガ
「宇宙兄弟」とか「いぬやしき」とか「俺物語!」とか「キングダム」とか楽しみにしている新刊がたくさん出て嬉しい限りなのだけれど、今回は医療もので超オススメを2つ!
▼職業:病理医
超!おすすめ!!
病理医っていうのは、解剖や検査で採取した検体を顕微鏡で見るなどして、病気の原因や過程をする。いわば診断のプロフェッショナル(いつもお世話になっています)
▼無能な奴は脾臓送りだ!!
うってかわってギャグマンガ。細胞すら擬人化するクールジャパン万歳(笑) 赤血球、白血球、血小板とメジャーどころに加えてマニアックな細胞、ウィルスまで登場。面白おかしく日々私たちの体を防衛してくれる免疫の働きを解説してくれちゃう良作。学生時代に勉強した免疫系の単語が登場してめっちゃツボでした。
8月の目標
テーマを決めた読書をしてみたいな~と思ったり。図書館通いの頻度が落ちると読書ペースも落ちてしまうことが判明。定期的に読書できていないと、こう頭が錆び付いたみたいになるので、なんとかしたいなと。あとは、読書メーターへの感想もあまり書けてなくて読みっぱなしになっているので、そこも要改善。
http://blog.hatena.ne.jp/shuramini/shuramini.hatenablog.com/entries
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